『潜ったらあかん！』

富士の壁画の前に広がる、大きな湯船はまるでプールのようでした。

銭湯での楽しみといえば、広々とした湯船で泳ぐ事と風呂上がりの牛乳。
身体にタオルを巻いて、腰に手を当てて・・・

大人達の真似をして一生懸命、身体にタオルを巻いていた。

遊び場の一つだった銭湯・・・だけど今ならわかる、あそこは大人にとってオアシスだったんだと。
銭湯と聞くだけで少し身体がほぐれ、湯船に浸かった瞬間身体から疲れが溶け出していく・・・

風呂上がりの人々の額には『爽快』の2文字。
疲れ切った人達の表情をあんなに変えるなんて、銭湯には不思議な力がある・・・。

そんな大人のオアシス（銭湯）が物件の向かいに。

地元の方に親しまれるこの銭湯。営業時間になると続々と人が集まってくる。
知り合いだったっけ？というくらい気さくな人達ばかり。
人とのふれあいを楽しめるのも大衆浴場の良さ。

空いてる時間を狙って、湯船を独り占めするのも贅沢だ。

風呂上がりにはもちろん牛乳を飲むのもイイ。

だけど、家でゆっくりとうまい酒を飲むのもイイ。

そして部屋で寛いでいると気づいてしまうかもしれない・・・

やっぱり一番のオアシスはこの部屋なんだと。