スタイリスト 入江未悠

ニッショー 特別企画 人気のスタイリストに名古屋女子部屋のプロデュースをしていただきました

入江 未悠PROFILE

読者モデルとして活躍後、小学館「CanCam」で、ライター&スタイリストアシスタントとして編集業務に携わり、
2003年にスタイリストとして独立。「CanCam」に約6年間携わった後、「AneCan」に創刊・立ち上げから参加。
『TOKYO LADY BASIC』を連載中。
大人の甘さを引き出すきれいめコーディネートに定評があり、現在は、「AneCan」「STORY」「Oggi」などで活躍している。
2012年、整理収納アドバイザーの資格を取得。2013年より、アクセサリーブランド「Myu by phoebe」のデザイナーも務めている。

雑誌を読むのが大好きでした

ファッションに興味があって、お洋服が大好きだったんですけれども、雑誌の仕事って想像もつかなかったので考えた事もなかったんですが、大学生の時に声をかけられて、初めて出版社の編集部に行って、私物を見せたりとか着こなしを見せたり、ちょっと撮影をしてもらったりとかしているうちに、だんだん裏方作業が楽しそうで、そっちの方に、 つくる側の作業にすごい興味が湧いてきて

…徐々に、沸々と芽生えてきてたのかな…裏方願望が…。

その頃自分は将来何をやろうと悩んでいた時期だったんですね。タイミングよくその時に師匠となった方がアシスタントを探していて声をかけてくださったので、数日後くらいにはもうアシスタントになってました。…出会った時にすごく衝撃を受けまして…なんだろうな…その発信力がすごいと思ったんですよ。雑誌っていう媒体を通じて読み手に伝えたい流行だったり、トレンドを発信するパワーがすごくて、ちょっと圧倒されたっていうか、それまでは何ですかね、ちょっと冷めていたというか…まだ10代ですし、大学に行ってましたけれど、勉強にすごく集中して真面目にやってたって感じでもなかった。

何か一つ集中できる事を求めてたっていうか、悩みながら探してたのかもしれないですね。その方はライターと雑誌全体のディレクションと、スタイリングもやってたんです、CanCanっていう雑誌だったんですけど。その全てのアシストを一人でやって、結構ハードだったんですけど、何だろうな…社会人経験がなかったので、訳が分からないうちにその世界に飛び込む事になって、言われた事をただがむしゃらにやる日々っていうのが2年半とか3年弱くらい。ただ必要としてくれるのでアシスタントとして、それに応えようっていうのはありましたけど全然自信はなかったんですよ。自分が独立して何か発信してというところまではあんまり想像していなかったです。だいたいこういう世界って2年~4年ぐらいアシスタント続けると次のアシスタントが決まったりとかして、そろそろ独立する?って師匠から言ってもらえる事があるんですよね。そうすると晴れて独立をさせてもらえるっていう事になります。そのあとは完全に一人です、フリーランスで。何の保証もないですし、細かい事をいうと保険とかもないですし、自分自身が名刺代わりっていう事になりますよね。何かの雑誌と契約してたりするわけでもないので、失敗をしてしまったら、もしかしたら次の月はお仕事がこないかもしれないっていう世界なので厳しい世界ですね。モデルさんとかカメラマンさんとかヘアメイクさんもそうだと思います。ですから体調管理に気を使いますね。風邪をひいたら困るのは自分ですし、だから体力をつけるために寝れる時は好きなだけ寝たりとかですね。

休みの日は早く起きて好きな事をすればいいんですけども、それは諦めて寝たいだけ寝たりとか…あとは歩く。歩く事は継続するといいと思います、ちょっと地味ですけど。基礎体力は落とさないようにしないとなって。それと、よく食べる事ですね。食べるものとかもちゃんと体に必要なものを食べれる時は食べるようにしたりとか。食事のタイミングがめちゃくちゃでバラバラなんです仕事柄。1日1食しか食べれない日もありますし、食べ過ぎる時とかも逆にありますし、そこはねあんまりね、無理して食べなきゃとは思ってないので。
仕事に集中してるときは、もうそれだけに集中して、休めれるときはここぞとばかりに体を休めるっていうメリハリですかね。

インテリアのプロデュースですが、テーマはそうですね…やっぱり日中お仕事をして、お部屋に帰ったらくつろげる空間がいいと思うので、居心地の良さは絶対に大切にしたいと思います。個人的には植物とか、お花があるとすごくリラックスできると思うので、できるだけお花はかかさないようにしています。ちょっとしたひと手間で、お花を買ってきて花瓶に挿すだけでお部屋がパッと華やぐと思いますし…花をかかさないっていうのは素敵な事ですよね。だったら最初からフラワースタンドがある部屋とかいいかもしれませんね!

理想を言ってもいいですか?お部屋を借りる時って、その部屋ありきじゃないですか、その部屋ありきでそこから家具をどんな物を買おうかな?とか、どこに何を置こうかな?って考えると思うんですけど、あんまり悩まなくて済むような、家具を置いたらすぐに住み心地のいい空間ができるお部屋ができたら最高だなって思っていて、本当だったら自分で一から考えるじゃないですか。ここにはじゃあ靴を置きましょうとか。でも置ききれなくて余ったら、クローゼットに箱を入れて重ねましょうとか、最初からなんかセッティングっていうか想像できるお部屋だったら借りる方も借りやすいっていうかイメージつきやすいし、なんだろう、自分だけのインテリア作りも楽しいかなって思いまして。なのでそういう部屋を…目指します!!

『花を飾っていたいいつも部屋の中に

インテリアのプロデュースをするのは初めてなので、どんなテイストにしようかと思って色々考えたんですけど、女の子が一人ででもカップルでも住めてと思うと、北欧テイストがいいのかな?北欧テイストをちょっと洗礼させたような感じ。

お部屋をなるべく広くみせたいので、ベースとなる壁は白とか薄めのベージュを使いたいと思って、気になった壁紙のサンプルを集めたんですけど、白とかベージュだけでも本当に沢山あって悩んでしまって…。壁紙だけじゃなくて、床のフローリングも色、質感がビミョーに違う物が本当に沢山あって、この壁紙にあの床、あの壁紙にこの床…とか、組み合わせをいろいろ変えて作ったんですけど、…なんか違う。

…悩ましいですね…。

この企画が始まったときに全体のイメージはヨーロッパテイストで、スッキリした空間にしようと考えていたんですね。それと、『花』を飾っていたい、いつも部屋の中に。だからそういうスペースを作って、『花』とか植物を自然に飾れる部屋、あと収納も使い勝手を考えて『住み心地がいい部屋』を作ろうって思ったんですね。で、もう一度それはどんな部屋か?って考える。

花器が並ぶ棚をリビングに造る、家具を置くときに邪魔にならない高さ。でも手が届かないと使いにくいので、高過ぎず低過ぎず。沢山の花器が並んでいると、全部に花を飾らなくても、例えば造花でも瓶だけでもかわいいし、お洒落な空間になると思うんですね、あるだけでいい。あとは収納。沢山あったほうがいいけど、使い勝手と見た目のスッキリさを考えると寝室の収納スペースかなと。クローゼットが大きいっていうのもいいんですけど、…例えばバッグとかは、すぐに取り出せて置きやすい方がいい。という事は予め棚を造ってしまう。でもスッキリ見せたいので寝室の扉まわりに棚を造る。そうする事で部屋に入った時にスッキリした印象になると思うんですね。それをベースに全体の色合いと質感のバランスを整えて…あとはクローゼットの中。季節物が簡単に入れ替えられるような仕組みにしたくて。収納ケースが前後で並べられたら、衣替えも簡単に済む。これが最後にこだわったポイント。もう一度トライして作ったお部屋は…そんなお部屋いいな…と思えるお部屋になりました。

私もインテリアにはこだわる方なので、色々考えてレイアウトするんですけど、賃貸だと、やっぱり制限が多いから出来ない事も多かったりしますよね、だから賃貸では出来ない事をしました。花器の棚、収納の棚、モールディングとかいろいろしましたけど、スッキリした空間が出来たと思います。あとは…実際の部屋が完成するのが楽しみです。

朝が気持ちいいお部屋

インテリアのプロデュースをするのは今回が初めて。
これでいいのかな?ちょっと派手すぎかな?とか色々悩んで不安でしたが、
完成した部屋を見て、私が住みたいと思いました。かなり気に入っています!!

ターコイズグリーンの扉。
イメージしていた色があったんですけど、色のサンプルって本当に小さくて…これであってるのかな?扉をこの色にしてもイメージどおりになるのかな?って不安で不安で…。
でも良かった。本当にイメージしたとおりです!!この色にして良かった。とても綺麗な色。
住み始めて古くなって、色あせたり、所どころキズが出来ても、それはそれで、いい味になってイイと思います。
壁の色は真っ白に見えますけど、実際はベージュというか黄色が入っているんですね、全体的に落ち着ける空間にしたかったので…。でもこれが実は結構悩んで決めた色だったりするんですよね、地味に悩み続けて、決めた色なんです。良かったと思います、悩み続けて。『落ち着く~』って思いました。
テレビはどこに置くのかな?窓側?それとも入口の扉の横?それによってソファーの位置も変わってくると思うんですけど、どこに座っていても居心地良さそう。

…やっぱり私が住みたい。

収納も仕事柄というか、とても“こだわり”ました。
いかに衣替えがスムーズにできるか?って考えて、ハンガーをかけるパイプを前後につけたんですね、季節に応じて入れ替えるだけで衣替えができるように。
バッグも収納しやすいように棚を作ったんですけど、棚の後ろに、ほとんど着ない礼服とか着ないけど処分できないコートとか収納出来るようになっています。トランクケースとか掃除機とかも。

私の自宅もクローゼットこんなに大きくないし、もちろん2列でもない。本当に羨ましいです。 あとはバッグの収納。薄いタイプだと倒れてしまうし、重ねると下の方は取り出しにくいので、大きなタイプも薄いタイプも取り出しやすく収納できるように、幅が違う棚にしてあります。

1LDKなので、一人で住んでもカップルで住んでも十分な広さがあるお部屋なので、いいと思います!! 
部屋のデザインは北欧系を意識したので、家具は北欧系がいいのかな?って思っていたんですけど、いろんなテイストが合いそうですね。カフェ系インテリアにしてもいいし…。アレンジの幅が広くてお部屋の模様替えが楽しめそう。

リビングは朝日が入る東向きなので、優雅な朝食を楽しめそう…。
朝の時間が気持ちいいっていいですよね、寝覚めも良くなったりして、朝が好きな人になれるかも。

ターコイズグリーンの住むほどに味わい深くなっていく扉と、朝が気持ちいいお部屋。
是非お部屋を実際に見てください。

物件の詳細情報は「なごや女子部屋」ブログをご覧ください!